
よめのたんぜうび以来の再訪でし。
ここ
http://r.tabelog.com/akita/A0501/A050101/5000049/ 前回の記事は、
こちらか、
<シリーズ>外食♪からどーぞ。
特別な日には特別なことをしたい、との考えから特別な日は『すし匠』に行くといふのがへむ家の現在の考えでし。ちなみに、今回は『すし匠貯金』を使用いたしやした。
これ

これで、¥51,000くらいありやした♪ 一年がかりでし。
無粋なこと言わず、さっそくおすしをいただきませう♪ この日は、開店と同時に伺いやした。日中は晴れていたのでしが、突然大粒の雪が降ってきてさみかったでし。おすし屋さんは、冬でも寒いといふ印象だったのでしが、すし匠はあったかかったでし。
尚、今回は産地は殆ど忘れやした。食べる事へ集中したことと、飲み過ぎた為でし♪
間断なく、一品目が登場
ばふんうにこんぶだし浸し(産地忘れた)
いきなりうにでし。ご主人曰く「寒いので」とのこと。あったかいこんぶだしに浸っておりやし。先ずはお腹を暖めろといふことでしかね。冷たいだし浸しよりも、あっさりしていたやうに思えやした。
すかさず二品目。
きんめ鯛の湯霜(だったと思う)握り(銚子産)
しゃりは赤酢でしね。煮きりがぬってあり、そのままで。きんめのすしは、皮ぎしのうまみが楽しみでし。これは、ゴリゴリするほどのものではなく、あっさりんまい感じでした。握りの一品目には良いかもしれやせんね。
きすお造り(東京湾産)
きすは、定番みたいでしね。本日はお造りで。確かわさびと塩でいただいたと思いやし。あっしにとっては、きす=硬いなのでしが、お仕事のおかげか、魚が大きかったのか、若干やわらかくなっておりやした。夏のさわやかさとは異なる、きすの違った一面でした。
さよりお造り(産地忘れた)
白身が続きやし。確か宮城だったやうな気がしやしが、忘れやした。手前がそのまま、奥は万能ねぎが乗ってやし。そのままは、若干クセがありやしたが、万能ねぎが乗っている方は、そのクセをうまーく消し去る、んまい食べ方だと思いやした。
さて、お酒でしが、本日は先ず『松の司』を頂きやした。これ、けっこう太いでしね。あっしの日本酒の分類では、この手のかほりを『紫系』と呼んでやし。さよりにはすんげー合いやした♪
べったら漬け
箸休めみたいでし。ふつうのべったら漬けにありがちな妙な甘さとは縁遠く、且つしょっぱくもなく、そして柚子のかほりが効いていて、たいへんんまいかったでし♪
しばらく待つこと、これが登場。
たいらぎ焼き物(産地忘れた)
確か、香川産だったと思いやし。柱を炙ったものでし。炙ったことにより、うまみが増しておりやした。且つしゃきっとした食感は変わりなく残っており、これもんまいかったでし♪
あかがい握り(閖上産)
お目当てでしたー♪ 良い時期でしよね。塩がふってありそのままとの事。閖上産を(恐らく)常備されているのはさすがだと思いやし。ちらっとしゃりが見えておりやしが、赤酢ではありやせん。赤酢ではないの? と思ったのでしが、答えは簡単。クセが無いといふか、お仕事で見事に消えておりやした。これを洗いすぎと取る方もいらしゃるかもしれやせんが、上品なあかがいの食べ方として、アリだと思いやし。それとも、良いあかがいは皆こんな感じなのでせうか?あっしが知らなかっただけかもしれやせんね。
ひろしです・・・。さんがおっしゃられていた『こんぶの香り』、確かに感じやした。これ、ひょっとしたらお仕事かな? とも思えるくらい強烈でした。
『すし匠』の春日子(九州のどっかだったと思う)
前回おっしゃられていた通りでしね。真冬にも登場しやした。煮きりが塗ってありそのままとのこと。うろこの大きさから、一匹一貫のサイズではないと思いやし。が、皮目に包丁無しでし。しかし、これがひぜうにやわらかく、酢飯と合わさって口の中でほろんとくずれていきやした。ご主人の誇りを感じる一品でした。粋だー!
お酒は、『松の司』をおかわりした後、『九平次』を頼みやした。実はあっし、あんましお酒に詳しく無いので、食べログの大先輩方が名前を挙げていたものを頼んだだけでし。この『九平次』といふお酒、ヤバイでしねー。すんげー口当たりが良くて、くいくいといってしまいやし。すしに合わせると、脇役になる感じもすげいと思いやし。これたしか、3回おかわりしたと思いやし。
かわはぎお造り
きも醤油
これも季節のものでしねー。よーく混ぜてどっぷりつけて食べるやうにとのこと。よーく混ぜてどっぷりつけて食べやした。かわはぎのきもは、時間が経っているとすぐに生臭くなりやし。が、これには微塵もなかったでしね。実のところ、ねぎや醤油も殆どいらんかったかもしれやせん。
よめに協力を依頼しやした。

もっとどっぷりいかなくてはいけやせんねー。しかし、あっしも食べた後にきも醤油が残ってしまいやした。もったいないので、これもぜーんぶ頂きやした。んまい♪
〆さば(産地忘れた)
産地は完全にわすれやした。和からしとわさびがあり、醤油でとの事。〆て四日との事でした。が、むしろ鮮度が良く思える一品でした。ご主人曰く、「時間の経過が酢をマイルドにさせている」との事でした。本来かなり脂っこいものなのだと思いやしが、脂もだいぶ上品になり、旨みだけが残っている感じでした。ひかりもののクセは、全くといっていいほど感じられやせんでした。当然、塩も酢も良い意味で殆ど感じられず。〆ることによって時間を止めたとも思える逸品でし♪
きゃべつのちっちゃいもの
箸休めでし。これ、板場においてあったのがすげく気になっていたのでしが、出てきやしたー。ちなみに、芽きゃべつではなく、れっきとしてきゃべつみたいで、間引きしたものでは? とのことでした。レンジかお湯で加熱したものに醤油が塗ってありそのままでとの事。
これもすんげーんまいかったでし。芽きゃべつだと、青汁のやうな独特のかほりとクセがあるのでしが、これには感じられやせんでした。んで、芯のあたりの歯ごたえがひぜうによろしかったでし。こうやって箸休めに硬さのあるものを食べるのは、口にインターバルを与えることができやし。飽きずに食べる工夫にもなりやしね♪
さごしの焼いたもの(産地わすれた)
どーやら、焼き物の前に箸休めが出てくるみたいでしね。ちょっと時間を置いてこれが登場。あっちいので気をつけるやうにとの事。だいこんおろしに醤油(だと思う)が絡めてありそのままとの事。これも、皮目が焦げて香ばしくなっており、たいへんんまいかったでし。焼き魚もんまい食べ方だと、改めて実感いたしやしたー♪
もう、こーなると酒が止まらず、九平次をガバガバ飲んでしまいやした。いやーヤバイでし。
大とろ握り(北海道だったと思う)
煮きりが塗ってありそのままとの事。見た目と異なり、脂っこくないでし。近海物らしいお上品な大とろでした。これはネタケースからではなく、木の箱から出されておりやした。やはり特別なのかもしれやせんね。
中とろづけ握り(産地忘れた)
づけでし。これも煮きりが塗ってありそのままとの事。前回のかつおのづけのインパクトが強烈だったので、これもかなー、と思いやしたが、これは上品でした。かつおぶしとまぐろぶしの違いみたいなもんでしね。
まぐろ二品は、共に握りでした。すしのほうが、本来のうまさが引き立つとの考えだと思うのでしが、あっしもそう思いやし。このまぐろ、他のすしより若干口の中にとどまる時間が長いんでしよねー。しゃりとまぐろの口内調味が大変楽しい逸品でし♪
あんきも(確か煮付け)(産地わすれた)
お恥ずかしながら、あんきもを(たぶん)はじめて食べやした。わさび(だったと思う)がのっており、味がついているのでそのままとの事。これもんまいでしねー。フォアグラなどの動物系よりもあっさりしており、且つ旨みが濃厚でしたー。これで酒飲むなといふのは無理でし♪
だだみ(たらの白子)(生)
焼いたのが後ほど出てくるとの事で、先にこれが。秋田では真冬の人気ものでしねー。これ、幼少期にいやな思い出があり、あんまし好きでは無かったのでしが、すんげーんまいかったでし。クセは全くなく、クリーミーな、上品な旨みがありひぜうにんまいかったでし。やはり、こういったものは、ちゃんとしたところで食べるべきものなのでしね。
たこ桜煮(佐島産)
前回の一品目がここで登場。こってり系が続いたので、あっさりしたものを出されたのだと思いやし。今回は弾力を感じやした。前後関係で食感も変わりやしね。だだみの後にはひぜうに良かったでし。
いわしののり巻き(産地忘れた)
親指くらいの太さの、ちんまいのり巻きでし。ちいさいいわしを、ねぎ・ごま等(しょうがやわさびも入っていたかも)と一緒にのりで巻いたものでし。幅が広かったのでまいわしだと思いやし。ご主人も背黒ではないとおっしゃっておりやした。
これは、ほんとーにおっそろしくんまいでし。小さなのり巻きなので、のりが二、三周くらい巻いてあると思いやし。これによってのりのパリパリ感が衰えやせん。加えて食べていると、のり→いわし→ねぎ→ごまといった、それぞれの素材の味やかほりが、口の中でぐるぐる回りはじめやし。三周目くらいで気がつくともう飲み込まれておりやした。これ、絶対にお酒飲んじゃいましよ。
だだみ(焼き)
だだみの焼きヴァージョンでし。これもあっちいので気をつけるやうにとの事。ちらっと味がついてるので
そのまま、お好みで七味との事。焼くとプリっとしやし。これくらいの量がちょうど良いでしね。
ごぼう浅漬け
箸休めでせうか。やまごぼうなのか、ごぼうなのか判りやせん。たぶんごぼうだと思いやし。歯応えがありインターバルバッチリでし。塩加減もひぜうに良い感じでした。前の日に突然ごぼうが食べたいなーと思っていたので、これはありがたかったでし♪
この日は、終焉が全く読めない状況でした。これから何が出てきてどんな終わり方をするのだろうと・・・
お酒は『九平次』を三回頼んだ後、『梵』といふお酒をいただきやした。これは、『松の司』同様に紫系のかほりがして、さらに辛味とぶっとさ(日本酒度といふのでせうか)が強烈でし。後半に向けて準備万端でし♪
むらさきうにのり巻き(産地忘れた)
前回は、ばふんうにののり巻きでノックアウトされやしたが、今回はむらさきうにでした。最近こってりしたものが苦手になりつつあるので、うにも白のほうが良いでし。これは旨みも上品で、うにのかほりが強く出ておりやした。
すみいか握り(佐島産だったと思う)
ここでいかが登場。塩がふってありそのままとの事。シンプルなものが出てきてちょっとびっくりしやした。やわらかくてねっとりとした味わいは、甲いからしいでし。
このへんで、こはだとかほしいなー、と思ってたらなぜか出てきやした。
こはだ(産地わすれた)
食べたいなーと思ったものが出てくるとうれしいでしね。ちなみにご主人曰く「いかの後にこはだを食べるとんまい」とのことでした。判る気がしやし。この二品のところは、完全に江戸前すしの本流でしね。めんどくさい仕事をされているのだと思いやし。この手のものが苦手なよめが、んまいといって食べておりやした♪ 新子も良いのでしが、野性味のあるこはだもんまいでしね。
ザーサイ漬け
???なものが登場しやした。緑のザーサイで、ほんの少しだけ漬けてあるみたいでし。色がきれいでしねー。歯ざわりは、茶色くなったものより若干パリっとしており、特有のかほりはごくわずかに感じられやした。このやうなものが出てくるとは思いやせんでしたー。
くるまえび握り(産地忘れた)
前回の男鹿産よりもさらにでっかいでし。ご主人曰く「えびを感じてほしい」との事。赤酢のしゃりでしが、今回のはえびが圧倒的に強く、目一杯えびを感じやした。
焼きあなご握り(九州のどっかだったと思う)
よめのヴァージョン

塩がふってありそのままでとのこと。くるまえび→あなごと来たので、終わりが近いかなーと、感じやした。シーズンではないせいか、産地が東京湾産ではありやせんでした。あっしはこの辺に関しては、そううるさくないので、どこでも良いでし。皮目が香ばしくんまいでし♪
あとは、玉子焼きで終わりなので何かあれば、とのことでした。リクエストはこれ。
あかがいひも握り
あかがいの握りがんまいかったので、たのみやした。柱がでっけーでし! 味は身の方が強かった感じでしが、歯応えはこちらでしたね。柱がガリガリといった硬さで、ひもがシャキシャキくらいでせうか。できればへべれけになる前に食びたかったでし。しかし、ここまであかがいのクセを取り除くには、どのやうなお仕事をされているのでせうかね? それとも、こういふものなのでせうか・・・
よめはリクエスト無し。で、最後の一品。
玉子焼き
今日は、ふたつに切って出されやした。甘み押さえめのこってりとした玉子でし。
最後に、かつおだしが出されやした。

前回、お椀が欲しいといったときに出てきたものと同じで、この日は柑橘をほんのすこしだけすって入れてあるものでした。あったかいでし♪ ちなみにこのだしの加減はすげいでし。薄くも無く、濃くもなく。濃ければかつおのエグみが出てしまい、薄ければ、水臭くなるわけでしが、どちらともない、ひぜうにバランスが良いものとなっておりやし。料理の基本の部分を垣間見ることができやし。
お茶を頂きやした。

あらかた飲んでしまった後でし。ここのお茶は、かほりが良いでし。
そして、お会計。な、なんと二人で¥45,780(税込)でし!!!
本日いただいたお酒はすべて純米大吟醸なので、お酒が引っ張ったのでせう。計七回お酒をもらったので、これが効きやしたね。すし匠貯金を持っていって正解でした。
お祝いなので、金額はこれでも良いのでしが、少し飲みすぎやしたね。店を出るころにはべろんべろんでした。
次回はお酒をセーブしたいと思いやし♪
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特別な日、おめでとうございました!